
当サイトにて「あなたのおすすめ本教えてください」というアンケートを実施しました。

おすすめ本の感想は、ご紹介者個人の主観によるものです。
リアルな口コミで、多少のネタバレ、合う、合わないあるかもしれませんが、推理小説・ミステリー本選びのご参考になれば嬉しいです。
みんなのおすすめ本~推理小説・ミステリー本編~
十字屋敷のピエロ(東野圭吾)

ともこさんのおすすめ本
私は本より漫画ばかり読むタイプなのですが、唯一、東野圭吾さんの作品だけは自分で買って読んでいます。
ミステリーが好きで、この本を探しているときも、最後にあっと驚くような作品が読みたいなと思って探しているときに口コミをみてこの本を見つけました。
まず、東野圭吾さんの作品はいっきに最後まで読んでしまうような作品ばかりです。
この作品についても同様ですが、見だしたら止まらないのです。
事件が起きてから、解決まで、さまざまな場面が描かれているのですが、どの場面も目に浮かぶような描写がされています。
集中して読んでしまうので、本当に時間がたつのを忘れてしまいます。
何か考え事があったりして、その考え事を忘れたい時などにぜひ読んでみて下さい。
(ともこ 24歳 広島)
ダイイング・アイ( 東野圭吾)

ホワイトジャックさんおすすめのミステリー本です。
東野圭吾さんの作品にしては珍しいミステリー×ホラーテイストの作品。
ある男が頭部を殴打され瀕死の重傷を負う。
その後意識を回復するものの、1年前自分が起こした事故に関する情報が完全に欠落していることに気づく。
自らが失った記憶を取り戻そうと調査を始めるが、周囲の人物が不穏な様子を見せ始める。主人公は失った真実にたどり着けるのか。
東野圭吾さんの本格的なミステリー要素に加え、純粋なホラー要素が混じっており思わずゾッとしてしまう場面が多かった。
場面ごとの描写も的確で、霞がかった記憶を取り戻していく過程を主人公と共に追体験出来る。
複雑に絡み合った人間関係・真相が明らかになった時、人間の身勝手さ・横柄さにも気づくであろう。
(ホワイトジャック 19歳 京都)
マスカレードホテル(東野圭吾)

この本は本業は刑事の新田が、次の殺人予告現場のホテルにホテルマンとして潜入するところから始まります。
刑事なのでホテルマンのようにピシッとできなく最初はだらしなさが目立った新田ですが、日に日にホテルマンとして板についてきます。
指導役の山岸直美とも最初は折り合いが合わず言い合いになったりしていましたが、だんだんと互いに惹かれあっていくのも読んでいておもしろかったです。
ホテルに訪れる一人一人が怪しくて誰が犯人なのだろうと気になり一気読みしてしまいました。
新田が目をつける客は怪しく、さすが刑事だなと思わせてくれます。
最初的に犯人が狙っていた人物は意外な人だったので、そこいくか、といった感じで読み応えがありおもしろかったです。
(ひな 20代 奈良)
赤い指(東野圭吾)

赤い指は加賀恭一郎シリーズの中でも一番面白かったです。
家族愛がテーマだと思いますが、子供を思う気持ちが有ってはならない方向へと進んでいき、自分だったらどうするのかと考えさせられる内容です。
そして加賀恭一郎の家族の内実も少し出ていてかなり読みごたえがあります。
家族と刑事の攻防が見事に描かれていてかなり夢中になって読みました。
読み進めると問題は複雑化していきますが、最後は1つに纏まりさすが東野圭吾といった感じです。
認知症のおばあちゃんが実は、、、ビックリでした。
こんなにも驚かされた本は始めてで衝撃的でもありました。
しかし最後は読者に考えさせる感じなのであまりスッキリしなかったので続編を是非書いて欲しいです!
(ころん 41歳 神奈川)
白夜行(東野圭吾)

ドラマ版では描かれなかった真実が、事細かに記されています。
かなりダークなヒロインである雪穂と、ドラマで演じた綾瀬はるかさんのイメージがとても合っているます。
本の中で主人公は関西弁で、時代もかなり昔、テレビで放送するにはアウトすぎる悪どいことをやっています。
センセーショナルな部分も多いのですが、だからこそ、主人公がヒロインを守るために、二人の秘密を守るために何をやったかにとても心打たれます。
現実にはあり得ないと思いたいけれど、ほんの幼い子ども、たった十数年しか生きていない若者に、ここまでの罪を背負わせた大人に腹が立ちます。
二人のやっていることは絶対に許されないことですが、幸せになってほしいと願わずにいられませんでした。
(さく 20代後半 東京都)
疾風ロンド(東野圭吾)

ある日、とある研究所から強力な生物兵器が持ち出される。
犯人からはその生物兵器を埋めたと思われる雪山の写真と、場所を知りたければ3億円を支払うように命じるメールが届くが、犯人は交通事故で死亡してしまう。
生物兵器が収納されているケースは摂氏10℃以上になると破損し、周囲に散逸してしまう。
場所を特定する唯一の手掛かりは写真に写りこんだテディベア。
その捜索を秘密裏に行うように指示された研究員は息子と協力しながら場所の特定を急ぐが、様々なアクシデントが彼らを襲う。
果たして、生物兵器を無事回収することができるのか。
文字通り、最後の1頁まで気が抜けないという謳い文句がこの作品の性格をよく表している。
思わせぶりな伏線かと思いきや、意外な方向への展開、概観を把握出来る読者だからこそ感じる焦燥感・・・まさに手に汗を握りながら疾風の如く読み進めていける作品である。
数々の偶然に救われるのは小説によくあることだが、最後の最後に大どんでん返しを繰り出すのは著者特有の技量であり、非常に読み応えのある作品であった。私はこの作品を真夜中に読み進めていたのだが、意外過ぎる結末に強い衝撃を受け、その後なかなか寝付けなかった。
退屈な日常に刺激を求めている方はこの本を読むことを強くお勧めする。
ただし、非常に刺激的な作品であるため昼間に読むことを推奨しておく。
(ホワイトジャック 19歳 京都)
昨日がなければ明日もない(宮部みゆき)

探偵事務所の杉村三郎が依頼を調査し解決する短編集なので読みやすいです。
杉村さんの性格が探偵によくある自信家で説教的な感じが全くなく、お人好しで弱い人たちの言葉をしっかり聞いてくれるので安心して読む事が出来ます。
宮部みゆきらしく3編ともハッピーエンドではなく考えさせられる話ばかりですが、1話と3話の読後感の悪さはさすがですね。
正直犯人がかわいそうすぎて被害者がそりゃ恨まれるだろうと納得のいく愚者の描き方がとても上手いです!
心がずしんと重くなるので元気がない時や疲れてる時に読む事は少し難しいですが、優しい探偵さんに会いたい、読みやすいけど薄いハッピーエンドではないシリアスな話をじっくり読みたい時におススメです。
(mito 40歳 神奈川)
人狼ゲーム(川上亮)

人狼ゲーム、そんなワード何度か耳にしたことがあり、無性に本を読みたいタイミングだったので何となく購入しました。
もともと推理やサスペンス、ホラーの要素が盛り込まれているので、それらが好きな方にはオススメです。
この本の物語は同じクラスの高校生13人が建物の中に閉じ込められ、強制的に人狼ゲームに参加させられるというもの。ただ普通にゲームを楽しむ訳ではなく、村人側と人狼側に別れて殺し合うという恐ろしい話しです。
お互いに誰が村人で誰が人狼か分からない状況で推理しながら過ごしていくので自分が一緒に参加しているような緊張感があります。
現実世界ではありえないからこそ先入観なしで読んでもらうと本の世界を存分に楽しめます。
色々頭の中がゴチャゴチャしていたときだったので、気分を切り替えることができました。
(チエ 36歳 静岡)
ZOO(乙一)

こちらの本は1巻と2巻があり、今回紹介するのは1巻のほうです。
1巻も2巻も長編小説ではなく、すべて別ストーリーの短編小説になっていますので、目次を見て気になるタイトルがある巻数を買うと良いかもしれません。
カザリとヨーコはそっくりな双子ですが、母からの愛情を受けられたのは妹だけでした。
妹にはおいしい食事やかわいい服を与えましたが、姉はいつも汚らしい恰好をしていて、妹からの風当たりも厳しくなるばかり。そんなある日、ある出来事が起こって…!?
その他の収録されている話ももちろん全部面白くて、一気に読んでしまいます。
短編なので読みやすいところも魅力です。
あそこの席(山田悠介)

ミザリー(スティーヴン キング)

怖いもの見たさで一気に読めるので、現実逃避をしたいときにおススメです。
世の中には、自分に危害を加えるかもしれない怖い人がいるかもしれませんが、熱狂的なファン程怖いものはないのかもって思わせられます。
助けが来たと思ったら居なくなってしまう期待からの絶望は、精神的に結構来ますね。
その精神状態を面白がれるときに読みましょう。
妖琦庵夜話人魚を喰らう者(榎田ユウリ)

この本は妖琦庵夜話シリーズの3作目です。
ただ、本の最初に登場人物や性格の紹介があり、前の話しを読んでいなくても全く問題ありませんでした。そして、ゴチャゴチャ考えていた悩みを忘れてしまうほど、引き込まれて一気に読んでしまいました。
場面が時系列や場所など色々切り替わり伏線が張られているので、自分で推理しつつ読み進めていくうちにそれを回収できるスッキリ感があります。
また、登場人物が主人公、刑事などそれぞれのキャラが濃く、特に主人公の毒舌ぶりと少し間の抜けた刑事のやりとりは笑ってしまいます。
そんなクスッとしてしまう場面と、謎解きの場面のドキドキ感、両方楽しめる話しです。
もちろん、同シリーズのほかの話もすぐに読みたくなります。
(チエ 36歳 静岡)
江戸川乱歩傑作選(江戸川乱歩)

江戸川乱歩の代表作「明智小五郎」シリーズや「芋虫」「人間椅子」等、著者の短編の代表作が収録されており、著者へ興味がある方への入門として、また、短編が主ですので時間がない方にもおすすめです。
江戸川乱歩といえば某探偵少年が偽名として選択したように推理小説が主ですが、それ以外にも独特な世界観を持つ作品もあり、中でも「芋虫」は、かなりショッキングな内容でありながら不思議と引き込まれていきます。
江戸川乱歩の作品を読んだことがないけど興味がある、そんな方にお勧めの一冊です。
私は江戸川乱歩を名前しか知らず、何か推理小説が読みたいと思って購入しましたがこの世界観を知ることができて本当に良かったです。
これを読めば、きっと同著者のほかの作品も読みたくなります。
(スポーン 27歳 広島)
氷菓(米澤穂信)

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする省エネ主義である折木奉太郎は、頭の上がらない姉に古典部への入部を強いられる。
(ねむねむ・23歳・福島)
まとめ
みんながおすすめした《推理小説・ミステリー本》をご紹介しました。

読んでみたい本はみつかりましたか?
気になる本があったらぜひ手にとってみてください。